アトピー性皮膚炎・湿疹

当院では治療ガイドラインに沿って、標準的な治療を心がけておりますが、特に日常のスキンケアに重点を置いてます。
また、治りにくい膝うら、肘の内側、手などにはエキシマライトの照射を行っております。

最近では、ステロイドではない外用薬、定期的な注射による治療などの選択肢が増えてきています。

にきび

近年、続々と新しいにきび治療薬を処方できるようになり保険治療が飛躍的に前進しました。
にて対処することがあります。

にきび跡の赤い凸凹に対してはロングパルスヤグレーザーで目立たなくすることができます。

水虫

水虫であるかどうかは顕微鏡による検査が必要です。
水虫のように見えてもそうでない場合もあり、かえって症状を悪化させる場合もあります。

最近になって爪水虫に塗り薬も処方できるようになりました。
また副作用の少ない内服薬も処方できるようになりました。

水いぼ

水いぼの治療はケース・バイ・ケースで対処することになります。
自然に消失する場合もあれば、逆に拡がることもあるからです。

また、この治療の難しさは最も有効な方法とされるピンセットで摘みとる水いぼとりが痛いことです。それがお子さんの病院嫌いにつながったりします。

当院では局所麻酔テープを貼った後に対処します。
さらに、治るまでに多少、時間はかかりますが塗り薬で対処する方法もあります。

とびひ

水いぼと同様に、春から秋にかけて多い疾患です。

原因はブドウ球菌や溶連菌の感染ですが、最近では治療薬である抗生物質に抵抗性のある細菌も増えているので適切な検査と治療が必要です。

乾癬、白斑（白なまず）、掌蹠膿疱症

これらの疾患は従来の治療法では治りにくいものですがエキシマライトの照射は症状改善を早める可能性があります。

また乾癬においては、新たな内服薬、外用薬が処方できるようになりました。

ヘルペス

ヘルペスウイルスの感染は単純ヘルペスと帯状疱疹がありますがいずれもピリピリした痛みのある水疱ができます。
外用と内服の抗ウイルス薬がありますが初期段階での治療が有効なので早めの受診をおすすめします。

最近、 帯状疱疹の予防のためにワクチンを接種できるようになりました。

（口唇、性器）ヘルペスに対して内服薬の予防投与も可能になりました。

イボ、タコ、魚の目

これらの違いは、なかなかつかないようです。
特に手や足の裏のイボを、長い間、魚の目と自己判断して処置しているうちに数が増えてしまうケースが見かけられます。

イボの原因は魚の目、タコと違ってウイルスの感染ですから、それを抑える治療をしなければなりません。
通常は液体窒素で処置するのですが、頑固なイボには炭酸ガスレーザーやロングパルスヤグレーザーで処置することもあります。

脱毛症・円形脱毛症

脱毛症の種類はいろいろありますが、その中でも円形脱毛症と男性型脱毛症が知られています。
円形脱毛症には従来の治療法に加えてエキシマライトを照射することによって治療効果が高まる可能性があります。

男性型脱毛症に対してはプロペシア・ザガーロ(商品名)が有効です。
抜け毛の減少、増毛が服用開始から半年で実感できます。

性機能の低下などの副作用はまれにしか見られません。
（プロペシア・ ザガーロは自費診療となっております）

多汗症

最近、わきと手の多汗に効く外用薬を保険で処方できることが可能になりました。
経過を見て、無効ならばボツリヌストキシンの注射を行います。

ちなみに、重度なわきの多汗症には注射による保険治療が行えるようになりました。

エキシマライト

エキシマライト(VTRAC)は従来の紫外線治療器とは違い病変部に限定して照射できる最新の治療器です。

尋常性乾癬、尋常性白斑（白なまず）、掌蹠膿疱症、難治性のアトピー性皮膚炎、円形脱毛症のように今まで治療が難しいとされていた疾患に効果が期待できます。

週１～２回の頻度で照射をおすすめしますが健康保険が適用され、治療中の痛みもなく短時間で終わります。